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スタッフ通信

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最近関わった自然番組について2024年5月30日

今年入社3年目になる長島です。
去年ディレクターデビューして、日々、先輩方と一緒に様々な番組制作に携わっています。
今回は最近制作に関わった開発番組についてお伝えしていきます。

そもそも「開発番組」ってなんだ?と思う方もいますよね。
開発番組とは、レギュラー化を目指している企画の単発番組のことで、パイロット版ともいわれますが、番組の内容・反響次第で、その番組がレギュラー化するかどうか決まる、制作会社にとっては大事な番組になります。
実は去年、弊社が提案した企画が通り開発番組を作ることになりました。
僕はサブディレクターとして制作に関わりました。

企画は自然の中で遊びつつ、自然について学ぶことができる番組。
そして撮影の時期が冬というのが決定していたので、「冬でも自然と触れ合える場所」というのが必須になっていました。
そこでロケ候補になったのが、静岡県にある田貫湖キャンプ場。





田貫湖の横にあるキャンプ場で、土日になると家族連れやソロキャンプの人達で賑わいを見せています。また目の前で富士山を眺めることができ、まさに圧巻の景色でした。
そんな自然豊かなこの場所で何ができるのか。
以前別番組でもお世話になり、今回の番組でも出演していただくことになった自然ガイドの方と一緒にロケハンをすることにしました。

注目したのは田貫湖にいる水鳥。
ここには複数種の渡り鳥がこの湖にある餌を食べにやってきます。
実はその水鳥には潜るタイプと潜らないタイプに2種類がいるのですが、実は見た目でどちらのタイプか見極めることができるのです。
みなさん分かりますか?

正解はしっぽが下がっているのが「潜るタイプ」、上がっているのが「潜らないタイプ」なんです。
ほかにも足の位置など、見た目だけでも判別することができるのです。


*ヒドリガモ(潜らないタイプ)



*オオバン(潜るタイプ)


さらに水鳥には面白い生態があります。
潜れる水鳥は湖の底にある海藻を餌として食べますが、潜れない水鳥の中には、潜れる水鳥が取った海藻を横取りして食べるのもいます。
一方は餌を守る、一方は餌を奪う。田貫湖では2種類の鳥の激しい戦いが行われているのです。

このような生きものの生態は、自然好きの人にとっては当たり前かもしれませんが、インドアな僕にとっては、全て初めて聞く情報でした。
さまざまなジャンルの番組を制作していくと、毎回自分の知らなった情報を知ることができ、自分の知識が広がる。
それがこの業界ならではのことかもしれないです。

番組内では、水鳥の種類をすぐに見分けるためにスマホに望遠レンズをつけ、googleレンズを使ったり、番組では泣く泣くカットになりましたがキャンプ場内にあるモグラの穴の中を見るためのファイバースコープなど様々な道具が出てきています。
これらの「ガジェット×自然」の組み合わせがこの番組の見どころでもあります。




またロケハンの時に印象的だった出来事がありました。
それはガイドの方と一緒にお昼を食べていた際、番組出演について話していたところ、「今まで自分がやってきたことが、テレビで放送されるというのは、自分が生きてきた証(あかし)みたいで本当にうれしい」と話してくれました。
番組では芸能人以外にもその道の専門家や関係者の方も出てもらうことがあります。その中には「今まで自分がやってきた経験や知識を伝えることで、一人でも多くの人に興味をもってもらいたい。」という気持ちで出演していただける方が多いです。
そのためにも多くの人に見てもらえるよう面白い番組を作っていきたい。そう強く感じた出来事でした。

今回制作した自然番組「ようこそ!ネイチャーランドへ」はNHKオンデマンドでも見ることができます。
番組を見て、みなさんも田貫湖に遊びにいってみてはいかがですか?

ようこそ!ネイチャーランドへ – NHK
長島 運動不足なので休日はできる限り散歩しようと思っています。思っているだけでまだ実行できてはないです。