千代田ラフト

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こども番組で脳内タイムスリップ2018年6月27日

皆さんは4歳から6歳ごろの事、覚えてますか?
どんな事に興味を持って、どんな事を面白がり、どんな事を不思議がっていたでしょうか?

私の担当している『ピタゴラスイッチ』は、そんな子どもの頃の視点を大切にしている番組です。
NHKEテレの番組ホームページには、
【4~6歳児を対象にした「考え方」を育てる番組】
と書いてあります。

「考え方」を育てるためには、世の中にある色々な考え方を知ってもらう必要があります。
それは様々な仕組みだったり構造だったり、工夫やアイデアという形で私達の身の回りに
潜んでいるのです。
例えば甘くて美味しいたい焼きにも、金型を使って同じ形のものをいくつも作り出すという、
型取りと複製の考え方が潜んでいます。

番組の監修者であるメディアクリエイター佐藤雅彦さん(数々の印象的なCMやだんご3兄弟などの作者)は、
子どもたちにこうした世の中の面白い考え方ややり方を知ってもらいたいという思いから
『ピタゴラスイッチ』を考案されました。

そんな番組にスタッフとして参加できるのは大変刺激的なことです。
しかし、視聴対象の子どもたちが面白がってくれるような「考え方」の事例を見つけ出すのはなかなか大変です。
子どもにとっては面白かったり不思議だったりすることが、大人になってしまうと分からなくなってしまうのです。
いや、「分からない」のではなく「気づかない」という方が正確でしょうか。

私達は様々な知識や経験を積んで大人になっていくわけですが、その「知識や経験」が時には「思い込みや鈍感さ」となって、
身の回りの「不思議」や「面白さ」に気づかなくなってしまう事もあるのです。
そんな時は必死になって、頭の中で4~6歳頃の自分に戻る「脳内タイムスリップ」を行います。
自分が4歳だったら、街の中のどんなものに興味を惹かれるだろうかと考えるのです。

するとどうなるかと言うと…
・路上に停めてあるショベルカーやミキサー車など働く車をぼーっと眺める。
・街中のカラーコーンや立て看板などがやたら気になる。たまに裏側がどうなっているか見てみる。
・動物園の飼育員さんや電柱に登っている電気工事士さんの動きをジロジロ見てしまう。
といった、若干不穏な行動を取るようになります。

4歳児に戻ったつもりで世の中を見ようとすると、大人とは視点が変わるので仕方のないことなのです。
しかし今後も「考え方」を育てる一助となれるよう、せっせと脳内タイムスリップをして4
歳児の気持ちを失わないようにしたいと思います。


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ピタゴラスイッチの取材で白バイ隊員の方を撮影。
代々白バイ隊員の方々に受け継がれる面白い工夫を教えてもらいました。


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同じくピタゴラスイッチでミツバチを撮影。


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ミツバチがいるのは、イチゴを育てているビニールハウス。
ここにも面白い工夫がありました。


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イチゴ農家の方に見せてもらったダニの缶。
「イチゴの葉を食べる害虫のダニ」を食べるダニが2000匹入っていて、
農薬の代わりに振りかけるそう。
「毒をもって毒を制す」ならぬ、「ダニをもってダニを制す」工夫。
来年40歳になるディレクターM