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スタッフ通信

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5月2日(土)2015年5月14日

01 
この日私がいたのはコチラ。
ベストアメニティスタジアム。
J1リーグ・サガン鳥栖のホームスタジアムです。

もちろん観戦ではなく仕事。
「サガン鳥栖VSヴィッセル神戸」の生中継です。(NHK BS1)


(GWなのでお客さんがたくさん入ってた)

(GWなのでお客さんがたくさん入ってた)



ってことで、今回のスタッフ通信は、
サッカー中継の仕事をちょこっとだけ紹介。


現場のスタジアムにいる中継スタッフは全部で30人ほど。
ほとんどはカメラさんや音声さんなどの技術スタッフ。
あとは、アナウンサーさんとか、解説者さん。
(この日の解説は元日本代表の戸田さんでした。)

弊社スタッフ(制作)は4人。


「PD」遠藤さん。
03 (サッカーをこよなく愛する男。放送前はこの笑顔。始まるとコワイ)

PDは、クライアントであるNHKや技術スタッフ、
そしてJリーグチームの広報など、
関係各所とやりとりする実質的な番組の責任者。
また、事前に「試合の注目ポイントをどうするか?」など演出面も考え、
中継を見ごたえあるものに仕上げる大事なポジション。
試合中は、中継車にてカメラマンやスローVTRさんなど、
いろんなところに指示を出しまくる職人。



「ピッチFD」小室さん。
(気温27度でもなぜかニット帽)

(気温27度でもなぜかニット帽)


ピッチFDは、試合を間近にみながら、
情報をいち早く各所に伝えるのが主な役割。
(例えば、選手交代がありそうだとか、アディショナルタイムは○分だとか、いろいろ)



「デスク」本間さん。
(この人はノーコメントで)

(この人はノーコメントで)


デスクは、放送席から試合を俯瞰でみて、
この後どのような情報を伝えると良いかなど放送全体を考える役割。
(例えば、「ハーフタイムで流す前半のハイライトVTRはどのシーンを使うか?」など)



「放送席FD」私。
06
放送席FDは、実況のアナウンサーさんや解説者さんが
気持ちよくしゃべれるように指示出しする役割。
まあ、カンペ出しです。


この仕事は試合開始2~3時間前くらいから、急に忙しくなります。

(カメラ位置とその動線を確認する2人)

(カメラ位置とその動線を確認する2人)


やることとしては、
・スタッフ打ちあわせ。
・発表されたスタメンリストを受け取り、
 フォーメーションやポジションを確認、各所に送る。
・リハーサル。
・本番が近づき緊張しだす本間氏を勇気づける。
など多数。


そんなこんなで、放送終了までバタバタしっぱなしになります。
(ちなみに試合結果は1対1のドロー)


この日はナイトゲームだったので、撤収が終わったのが22時30分。
博多に1泊。


生中継の仕事は、何がおこるかわかりません。
ときには失敗することもあります。

というのも、スポーツ中継は専門性が高いから。
一般番組を長くやった経験があるから、
うまくできるという仕事ではありません。
(器用な人は除く)
経験不足の私は、毎回緊張しまくりです。

なので、打ち上げでは同じく放送席にいた本間氏と傷をなめ合います。

08 (酔っ払いが撮影したのでピンがあまい)



スポーツ中継の良さは、やっぱり「生」ということでしょうか。
国内最高峰のプレーを間近で体感し、それをお茶の間に届ける仕事は、
やっていておもしろいと思います。

2020年のオリンピック。
なんかしらの競技を中継できたらいいなぁ。


西山諭
37歳。