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「関ケ原の戦い」解説動画 配信開始!2021年5月16日

皆さん、前回の日谷先輩のスタッフ通信ご覧になりました?
実は僕も「彦根城のアプリ動画」のロケに同行していたんです。
蝉時雨降り注ぐ中、城内を駆け巡り、汗だくでお手伝いしていました。


歴史好きな僕は「いつかこういう歴史の仕事がしたいなー」と思っていると、
最高の案件が舞い込んできました!

関ケ原の合戦を余すことなく理解できるPRビデオ
「Understanding, The Battle of Sekigahara 英語で学ぶ関ケ原の戦い」の制作を担当することになったのです!
願っていればやってくるものです。

ご自宅のPCやスマホで「関ケ原の戦い」の歴史と魅力に触れることのできるコンテンツです。
コロナ禍でなかなか観光などが難しい時代ですが、コロナ終息後には現地に行きたくなるような映像になっています。

スタッフ通信_画像① こちらはタイトルです。カッコいいですよね~。CG担当の瓜田君が作ってくれました。
炎のエフェクトを使った迫力あるタイトルで、導入としては最高です。


さて、関ケ原の戦いといえば、徳川家康率いる東軍と石田三成率いる西軍の天下分け目の大合戦です。
「歴史的戦いをこの僕が!」
興奮冷めやらぬまま、岐阜県関ケ原へと出陣したのです。


先ず向かったのは西軍石田三成陣跡。
三成は戦場を一望できる笹尾山という小高い山の中腹に陣を置き、西軍を指揮しました。
今回初めてのドローン撮影だったのですが、
ドローン良いっすね!
撮った映像を見ると、陣地の真上、さらには戦場の全景など、まさに鳥になった気分です。
スタッフ通信_画像② (笹尾山上空からの景色)


関ケ原の戦いにおいて、キーパーソンと言っても過言ではない小早川秀秋。
小早川の陣地、松尾山でもドローンを使っています。

小早川の陣地は麓から徒歩で40分。軽い登山です。
重い機材を持つ技術クルーの言葉数が少なくっていく中、元気だったのは、
彦根城でも大活躍のクリス・グレンさん!今回もご出演頂いています。
スタッフ通信_画像③ 僕とクリスさんは道中、松尾山には遥か昔から山城があったという話題で盛り上がり、
山に残る城の痕跡を見つけては写真をバシバシ撮っていました。
スタッフ通信_画像④ (およそ600年前の山城の堀跡)

彼の陣は松尾山のほぼ頂上で、戦場を一望できる好立地です。
「あ、石田殿が攻撃の狼煙を上げている!徳川殿も進軍してきている!私はどちらにお味方すれば良いのか…!」
などと、ここでは東西両軍と繋がりを持つ当時弱冠19歳の心中を追体験できます。
スタッフ通信_画像⑤1 (松尾山からの景色(青が石田三成陣地 赤が徳川家康陣地))

そして覚悟を決めた小早川秀秋軍は、三成の親友大谷吉継へと進軍したのです。

大谷吉継は、多くの武将が自身の功績のため戦う中、三成への「友情」を貫き戦った武将です。
吉継の陣跡の傍には彼のお墓が建っています。
僕が最初に訪れた時、木々の隙間から陽が差し込み、辺りはなんとも神秘的な感じでした。
スタッフ通信_画像⑥ この感覚をどのように映像で伝えるか。
自分の感覚をカメラマンと共有し、より雰囲気が伝わる位置を探したり、
スライダーやOsmoを使って映像に工夫を加えたりと、試行錯誤を重ねながら撮影しました。

他にも、夜明けのイメージのためにGoProでタイムラプス撮影をしたり、
ジブという特機を使って動きを付けたり、
ドローンを低空飛行させて戦地を駆けるイメージを撮るなど、
「関ケ原の戦い」の魅力を最大限に伝える工夫を考えていました。
スタッフ通信_画像⑦ ↑GoPro転倒防止用ブロックは、↓こうやって使います!(現場に落ちていただけですが…)
スタッフ通信_画像⑧ もちろん日本の歴史遺産は関ケ原だけではありません。
毎日歩く道の傍らに。よく遊ぶ公園に。市街地のど真ん中に。
日本全国至る所に広がっています。

弊社では、これからも歴史遺産をはじめとする観光資源のPR制作に尽力していきます。
コロナ禍で、実際に足を運ぶことができない今だからこそ、映像という手法を最大限に活かして、アフターコロナを見据えた魅力発信のお手伝いができればと思っています。

取り急ぎ僕は新婚旅行先を関ケ原にするため、今から動画を見せて奥さんを誘致してきます!
スタッフ通信_画像⑨

スタッフ通信_画像⑩ (徳川家康の陣地前で立ち位置を確認する筆者)




【熊谷明彦】出張先では必ず夜散歩と地元スーパーの物色をします。