41にして惑いっぱなし

2009年6月2日

「40にして惑わず」とは孔子の言葉だが、sn3j0003私の場合は41歳にして惑いっぱなしだ。12年半の新聞記者生活に区切りをつけ、この4月から、まったく新しい映像の世界に飛び込んだのだ。

「そんな歳でなぜ、新聞記者を辞めたのか?」よくされる質問だ。
私が新聞社を辞めたのは、ちょうど、9・11が起こり、アメリカがアフガニスタンを攻撃した時期だった。そのたびに「言葉の無力さを感じた」「映像のすごさを感じた」等々…。

どれも、確かに理由の一部ではあったのだが、
語れば語るほど、言い得ていないような気がしている。
それが言葉の特質ではないかとも思ったりする。
こういう性質のものこそ、映像による説明の方が適しているのかもしれない。
いずれ、自分が新聞記者を辞めた理由を映像で描けるときがくるのかもしれない、とも考えている。

こんな変わり種の私にも、この千代田ラフトは、あたたかく迎えてくれている。
現在、「日めくりカレンダー」という番組を担当している。
その日、過去にどういう出来事があったかを映像で伝える番組だ。
1日約3分で、3~4トピックスを扱う。
1つのトピックスは1分弱といったところ。

しかし、「短い」といって侮るなかれ。
CМに換算すれば、特大のモノを1週間で最低15本分を作っているようなもの。
コンセプトを立て、構成を考え、映像を探し、編集する。この作業が15回。
1週間が終わり、ほっとしたのも束の間。すぐに次の仕事がきている。時間に追われる毎日が続いている。

プロフィール
加國 徹
41歳、元神戸新聞記者、趣味は少なく昔の映画を観ることぐらいです

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