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団地 −レトロ&キュートな小宇宙

団地。

この言葉を見てみなさんはどんなことを思い浮かべますか?
「どれも同じ」
「古い」
私もそう思いました。
でも、いまその団地が秘かなブーム。
団地マニアなる人々も現れ、休日に団地を鑑賞し「この窓枠の造りは…、この住棟配置は…」と語り合っているのです。
今回の私のミッションは団地の魅力を余すとこなく伝えるDVDを作ること。
早速カメラを担いで団地に繰り出したのです。

さて、団地に来たものの広すぎてどこから撮っていいのかわかりません。 そして団地は動きません。 だから私が動きます。 試行錯誤、撮っているうちにただの殺風景な建物に見えていたものから様々な表情が見えてきます。 たとえば団地の植物。 日本に団地が建設されはじめたのは昭和30年初頭。 何もない畑の真ん中に団地が建てられ、たくさんの木々が植えられました。 今その木々は長い年月をかけて大きく成長し、団地を包み込むように立っています。そして住民たちが各家で育てた植物が生い茂り団地は今緑豊かな森になっています。

ほかにも給水塔の不思議な形や各家の玄関にデフォルトで備え付けられた牛乳瓶入れ、なぜか三階と六階にしか止まらないエレベーターなど、それらは時に不便だけどかわいらしく、当時の団地の設計者たちが快適な暮らしを求め試行錯誤している姿が見えてきます。 しかし、その団地も役目を終え取り壊しが始まっています。これは時代の流れではあるとはいえ、少し残念な気がします。

もう少し暖かくなったら団地へ写真でも撮りに行こうかな。 と、私も気づけば団地マニアへ片足を突っ込んでいたのでした。

※このDVD「団地日和」は2008年3月7日アルバトロス株式会社より発売予定です。
ひばりが丘団地は特に植物が多い

青空に映える阿佐ヶ谷住宅の給水塔

ロケの後のビールは特にうまい
 プロフィール
 仁田美帆
 旅と酒を愛する28歳
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