では本題です。制作にかける時間はだいたい2日半です。毎週放送なので、水曜から金曜が制作にかかる期間です。
まず水曜日にまでにネタを決めます。1回のコーナーで3つのトピックを紹介するので、ネタ探しは大変です。新聞各社の科学欄が頼りですが、ネイチャーやサイエンスなどの海外の情報源も読まなくてはなりません。
内容の決定は番組プロデューサーとデスク(ディレクターのリーダー的存在)と私、そして番組アナウンサー(キャスター)の4人が話し合って決めます。
ネタが決まったら、とにかく映像調達。報道局で取材していれば映像を取り寄せます。先日は福岡局から伝送でニュース素材を送ってもらいました。また、トピックの発信元にも画像の提供依頼をします。
午後6時を過ぎると連絡が取れないところも多いので、かなり焦ります。
木曜日は朝から台本の作成とチェック。最も大事なことは情報のウラをとっておくことです。発信元に電話して確認するか、記事以外にネタ元のプレスリリースを取り寄せるなどして、情報の確かさを固め、記事には出ていないアウトラインもつかんでおきます。
時々木曜の夕刊のネタとの差し替えもあったりするので、台本の完成が深夜、早朝になることもあります。
金曜日はスタジオ収録。サイエンスZERO本編の収録前に先行して撮影します。
眞鍋さんは台詞覚えが早く、5分くらいでご自分のパートは覚えます。
カオリンの声は、声優さんがスタジオのアナウンスブースに入って同時にとっています。
スタジオに響くアニメ声と眞鍋さんの掛け合いが一種異様な雰囲気です。収録は午後3時に始まって、だいたい15分から30分くらいで終了します。
この後、私はスタジオ収録素材を編集室に持ち込み、アニメキャラクターの合成やテロップ入れをして完成させます。
そして作業の合間に、本番中に修正した台詞を反映させた「完成台本」と、映像入手先を明記した「著作権情報」を作成。
余裕があれば来週のトピックの候補になりそうな記事を探しておきます。だいたい午後11時に終了します。
そして土曜日には放送です。今は、余裕を見て、1週間前に収録したものを流しています
が、放送日直前に重大なニュースがあったら、全面差し替えになります。こんなことを毎週やっています。
サイエンスZEROは、教育テレビで土曜日の夜7時から44分間放送されています。
この番組は見ると自分が賢くなった気になれます。人間にとって、思い込みは大きなパワーです。
見てください。 |