CHIYODA RAFT
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半人前のスペシャルな一日
 入社して1年半。
まだまだ、半人前。でも態度だけは一人前。
そんな私が、この秋、すごく「特別」な仕事と出会った……。

 2005年3月、長野県で開かれる予定の「スペシャルオリンピックス冬季世界大会」。
そんなスペシャルな大会の関連イベントに、縁あって関われることになった、とっても幸運な私。
ぺーぺーの若造が、こんなに大きく、こんなに意義のあるイベントに関わらせてもらえるなんて、素直に「感謝」です。

  その第一弾として、2004年9月11日。六本木の野外ステージで、聖火を全国のアスリートたちに分配するイベント“Dreaming Torch Run”が行われました。
集まった観客はおよそ1000人。歌あり踊りあり。涙あり感動あり。ぎっしり、たっぷりの2時間でした。

 で、そんなすごいイベントのときにも、いろいろ“やらかして”しまった私。
どんな仕事でも、たいてい2度や3度は先輩方の叱咤激励を受けるのが常なのですが、この日も例外ではありませんでした。
いや、ある意味、いつも以上にひどかった……。

バツ1
本番前日、“一番下っ端のくせに”ひとり打ち合せに遅刻する。血の気が引く。
流れも分からないままリハーサルに入る。挙動不審な動きでみんなの足をぐいぐい引っ張る。
先輩方の視線が胸に突き刺さる。しみる。

バツ2
とある先輩から、「お前、急きょダンサーと一緒に舞台で踊ることになった」と聞く。演出家さんの希望らしい。
夜を徹して曲を覚える。
翌日。「嘘に決まってんじゃん!」の一言に撃沈。本当はちょっと期待していた自分が恥ずかしい。
身の程を知る。

六本木のイベントにて。ボルテージは最高潮!

バツ3
本番当日の朝。車で舞台セットを運搬中、道に迷う。大幅な時間ロス。
冷や汗をかきながら地図をめくる。
なんとか会場に近づくも、一方通行と右折禁止に阻まれ、無情にも会場の前を通り過ぎる。
一瞬、「逃避行」の文字が頭をよぎる。

バツ4
会場に集まった著名な方々に舞い上がる。とある選手の金メダルに触らせてもらう。
仕事を忘れて客になる。
一所懸命、仕事をしていた先輩方。ごめんなさい。

暴漢か!? のこのこ舞台へ出ていった不届き者が……

バツ5
参加して下さったミュージシャンが歌い出す直前。大して必要でもないのに、のこのこ舞台に上がる。
しかもド真ん中。
せっかくの盛り上がりをぶち壊す。

 

バツ6
カメラで撮影しているのも忘れ、観客以上に楽しむ。歌う。踊る。そしてたびたびカメラに映り込む。 
ディレクター失格。

バツ7
イベント終了後、片付けが遅れ、打ち上げにも遅刻。ラストオーダーが終わったお店で、無理をいって料理を作ってもらい、ひたすら飲み、食べ続ける。
せっかく覚えたのに披露できなかった曲を恥ずかし気もなく大声で熱唱。
お店には迷惑極まりないが、本人は大満足。

バツ8
打ち上げ終了後、会社へ戻る。
仕事をしていた先輩を差し置いて、会社のソファーを占領。
高いびきで夢の中へ……。
社会人、失格。

改めて振り返ると最低ですね。

しかし、こともあろうに、本大会期間中のイベントにも参加することになった私。
今からノリノリです。

番組制作とはひと味もふた味も違う、一体感とライブ感、高揚感がイベントの醍醐味。
私には、それがたまらなく刺激的で、途方もなく貴重なわけです。
次もまた、その場にいる全ての人々と感動と興奮を共有したい。特別な時間と思い出を分かち合いたい。
そんな思いだけで、日々ドタバタしている今日この頃です。

隠れている、つもり……
※2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会長野500万人トーチラン分火式イベント “Dreaming Torch Run”は2004年9月11日、六本木ヒルズ野外ステージで開催されました。
2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会長野公認イベント“Mid-Winter Nights' Dream”は2005年2月28日〜3月4日の間、長野県で開催されます。
 プロフィール
 杉原正紘
 風の向くまま、気の向くまま、人生を放浪中。
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