ポーランド /金子潤郎さん
金子さんは、一見エリートビジネスマン風。ロケの初日にネクタイ姿で現れたのにはちょっとビックリした。しかもそのかっこうで古ぼけた教会の塔にほこりだらけになりながら登ったのだから、エライもんである。ちょっとお腹が出ているのはお酒のせいでしょう。その金子さんも、野村さんと一緒に食事をして、彼女のマイペースぶりには舌を巻いていた。「わがままできて、いいなあ」と。
ポーランドはゴスティンという田舎町に行ったが、たまたま広場に移動遊園地が来ていた。夕暮れの中に小さなメリーゴーラウンドの電飾が浮かび上がるのを見ると、少し物悲しい気がした。この町で60年前、ドイツ軍による市民30人の公開処刑が行なわれ、市民は泣きながらそれを見守っていたのだ。金子さんは「そうした歴史の生き証人は数年後すべていなくなってしまう」という。できる限りこうした人々を歴史の表舞台に出してあげたいと考えているのだ。
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