WORKS
スタッフ通信

スタッフ通信一覧へ

『自然番組に携わって』2021年7月19日

入社して何年目になるんだっけ?と聞かれて
えーと、5年目?とかですかね、と曖昧に答えていたのですが、
もう6年目になるところでした。すみません。

2年ほど前から、ご縁があり、
自然番組に携わらせていただくようになりました。
はじめて担当したのは、2019年の夏です。
島根県雲南市で、コウノトリが小学校で子育てする様子を
取材させていただきました。

雲南市には数年前から、コウノトリが自然繁殖をしていて
この年は、なんと小学校の校庭に建てた人工巣塔で
子育てをはじめたのです。

「なんでコウノトリはここへやってきて
子育てをはじめたのだろう?」

そんな疑問をもって、コウノトリの動きを追ったり
コウノトリが降り立つ 周りの田んぼを取材したりしました。


コウノトリが食べものを探しにやってくる田んぼ (コウノトリが食べものを探しにやってくる田んぼ)


そのときの私は、鳥がいても何の鳥かわからず(今もですが)
木をみても何の木かわからず(今もですが、、)
それがそこにある意味がわかりませんでした。(今も、、)

ロケハンに同行してくれた、自然番組の大ベテランの先輩は
「この木があるってことはこういうことだね」とか
「こういう生きものがいるっていうのは、こういうことか」と
現場で色々なつながりを発見しているのをみて
私にそれができるのだろうか、、と半ば絶望した覚えがあります。

その木や鳥のことを知っていてはじめて
「なぜだろう?」「不思議だな」と感じることができると思ったからです。

今年の5月から、とある自然番組で長野のある場所を取材しています。
まだまだ知識が足りず「これがあるってことは、こうか?」と
すぐには思えませんが、なるべく世界をはじめてみた子どものように
「わーすごい」「なんだろうあれ」「えー変なのー」と
感じるようにしています。

最近思うのは、わりかしそれが大事だなということです。

現地の人にお話を聞くなかで
その生きものがここにいる、その植物がここにある
その環境がこの場所にあるのには、すべて理由があって、
それはつながっている、ということを感じた瞬間があり
ゾクっとしました。

最初からすべてはわからなくても
「なぜここにあるんだろう?」とひとつひとつ思うこと
なぜだろう?の引き出しを増やすこと
なぜだろう?の引き出しを増やしても、
最初の「わーすごーい」の感覚を忘れないこと
その積み重ねで“つながり”がみえてくるのかなと思います。

すぐみえずに、不安になることがほとんどですが、、
自然はそこにあって、すべてつながっているのだ!
だから、そこにあるものをじっくりみていけば大丈夫なのだ!!
と言い聞かせています。。。

間もなく夏のロケが控えていて
あーかもしれない、こーかもしれないと
考えすぎて頭がおかしくなりそうですが、、
自戒の念を込めて「なぜだろう?」と考えることは
やめないようにしたいと思います。

、、えいえいおー!
ついに双眼鏡を買いました(先輩方のマネ) (ついに双眼鏡を買いました(先輩方のマネ))
M子 炭水化物抜く抜く詐欺&ストレッチするする詐欺をしています。